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整備士の経験を活かして、
クルマの製造現場を支える存在に。
K.Saito

Profile

齋藤 康吉

設備・環境技術事業部
栃木支店 栃木設備・環境技術課 設備保全

2014年入社

前職:自動車整備士

異なる技術領域への
チャレンジを決意できた理由。

私は元整備士で、日産ディーラーに5年ほど勤めていました。転職のきっかけは日産クリエイティブサービス(NICS)で働く友人から、「一緒に働かないか」と声をかけてもらったことです。その友人は私と同様、クルマ好きが高じて整備士になり、その経験を持ってNICSへ転職していました。仕事の内容を聞くと、「日産自動車の工場で、保全チームの一員として生産設備のメンテナンスをしている」とのことで、一気に興味が湧きました。なぜなら、整備士としてクルマの修理をするうちに、“クルマづくり”への関心が強くなっていたからです。また、チームで仕事に取り組むスタイルも入社の決め手になりました。前職は個人作業が中心で、仲間と一緒にゴールを目指す環境に憧れを抱いていたので。

ただ、新しい職場に期待が膨らむ反面、同じくらい不安も感じていました。クルマの知識や基本的な工具の取り扱いなどには自信を持っていましたが、それらが役立つかはわかりません。それでも日産グループには充実した教育体制があると聞いていたので、「意欲的に取り組めばきっと大丈夫だ」と心を決め、新しい一歩を踏み出しました。いま振り返っても、当時の判断は間違っていなかったと思いますね。

Interview of NICS. Interview of NICS.

設備メンテナンスで経験を磨き、
工場全体をサポートするポストへ。

入社後は「保全OS(アウトソーシング)」というグループで経験を積みました。主な業務は日産自動車の工場で生産設備の定期メンテナンスを行うことです。取り扱うのは、溶接ロボットに始まり、搬送設備やモーターなど。メンテナンスは生産が停止している間にしかできません。その中で、決められた項目のチェックだけではなく、それ以外のちょっとした異常も検知する必要があります。生産ラインが止まってしまう前に、異常をすべて潰しておくことが重要ですから。限られた時間で数百台のロボットや設備を検査するのは簡単ではありません。効率的に作業を行うためには、設備の構造や動き、壊れやすい箇所を知ることが大切です。いうなれば“設備のお医者さん”的な存在かもしれません。一方で機械好きとしては、「産業用ロボットを操作して点検しやすい位置にセットする」といった日常的な作業にも、小さな面白さを感じていました。

新人時代はベテランの先輩とタッグを組んで技術のイロハを学び、ひとり立ちした後も2名1組以上のチームで作業に取り組みます。日産自動車の技能研修にも定期的に参加することで、着実にレベルアップできましたね。そして2年ほど前に現在の部署へ異動し、生産設備の移設時の施工管理や、電気・配管などインフラの整備といった業務に携わっています。保全OSグループの時は工場内のトラブルを未然に防ぐのがミッションでしたが、いまは工場の運営がスムーズに行われるよう、環境を整えるのが私の役目。日産自動車の方々やさまざまなジャンルの専門サプライヤーとのやりとりが増えるなど、活躍のフィールドが広がった分、得られる経験と知識の幅も大きくなっています。

スキル、国家資格、キャリア観…。
NICSで得た変化と成長。

前職時代とは接する相手も扱うモノも変化しましたが、活かせている面も少なくありません。たとえばクルマに関する基本的な知識。車体の構造が頭に入っていることで、製造工程や設備の動きがすぐにイメージできました。お客さま対応で培った対人スキルも、現在の業務で大いに役立っています。一方で、NICSで新たに得たものもたくさんあります。特に大きく変化したのは、スキルの面。日産自動車の技能研修以外にも、安全啓発講習や改善手法の勉強会など社内の教育体制が充実しています。資格取得支援も整っており、私も「機械保全技能士」や電気工事、管工事、土木工事それぞれの「施工管理技士」など、さまざまな国家資格を取得しました。最近は設備工事の安全性向上を目指して高所作業車やクレーン車などの技能講習も受けており、業務に役立つ専門知識を積極的に吸収しています。

信頼できる上司や優秀な先輩方と接する中で、キャリア観も変わってきました。現在は塗装工場のみを担当していますが、ゆくゆくは生産工場を全体的に管理し、部署のメンバーを引っ張っていく役職者を目指したいと思っています。そのためにはまだまだ現場経験が足りません。一歩ずつ経験と知見を深めながら自己研鑽に励み、自分なりのキャリアアップを実現したいですね。

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